豪戦のキーマン DF昌子源が代表守備リーダーの自覚語る
オーストラリア、サウジアラビアとのロシアW杯最終予選2連戦に挑む日本代表は28日、埼スタのサブグラウンドで代表合宿2日目を迎えた。この日からGK川島、MF香川、小林、FW岡崎、本田、武藤といった海外組が顔を揃え、CBで代表75試合の吉田も合流。同4試合の昌子源(鹿島)、そして出場ゼロの植田直通(鹿島)と三浦弦太(G大阪)の若い陣容でコンビネーションを高めていく。中でも常勝軍団・鹿島の主軸を担う24歳DF昌子の存在価値が、一気に高まっている。統率力と鋭い読みを武器とするキーマンに大一番への意気込みを聞いた。
26日のセレッソ大阪との上位対決は「仮想オーストラリア」と言える一戦だった。相手は杉本健勇ら長身FWを前線に置き、サイドから果敢にクロスを入れてくる。鹿島は何度もピンチを迎えたが、昌子・植田の代表DFコンビが鋭くはね返して失点を許さなかった。
「豪州にも大型選手はいるし、クロス対応はもう少し高めていかないと。得点が入る時はクロスを中の選手が合わせる形がほとんどなんで、自分がタイトについていれば簡単に入れられることはない。相手の方が身長が高くても最低限、最後に体を寄せることができるように準備したい」と昌子は決戦に思いを馳せた。