今季まだ23本塁打 メジャーが懸念するDeNA筒香の“懐具合”

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「もう少し本塁打が欲しいというのはある」

 DeNAの筒香嘉智(25)について、メジャー関係者がこう言う。

 近い将来、入札制度でメジャー挑戦する可能性があるといわれるハマの大砲。7日のヤクルト戦は無安打も、5日の同戦では山本の142キロの速球を右中間上段に叩き込んでいる。6月以降は打率3割以上をキープし、この日は8月度の月間MVPを受賞。徐々に調子を上げつつあるが、今季はここまで打率.287、23本塁打、83打点。昨季、打率.322、44本塁打、110打点の成績で本塁打、打点の2冠に輝いただけに、まだまだ物足りなさは否めない。

 前出の関係者は、「筒香の長所は打席での懐の深さ。しっかり懐に球を呼び込んで捉えられるところなのですが……」と、こう話す。

「今季は警戒されてなかなかストライクゾーンで勝負してくれない点はあるにせよ、とくにストレートに対応しきれず、昨年は本塁打していた球が外野フライになることが多い。これはメンタルに原因があるのではないか。打者は打ちたい打ちたいと思うほど、投手の球を見よう見ようとするもの。そのせいか筒香は体勢が若干、前のめり気味になっている。ストレートを狙って捉えたと思ってもタイミングが合わないのは、懐が浅くなっていることが原因だろう。メジャーでは体の近くまでボールを呼び込むくらいでないと、ツーシームやカッターなど動くボールに対応できないからね」

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