8年前からメジャー夢 ロッテ涌井に手を挙げる球団あるか
夢は実現するのか。ロッテの涌井秀章投手(31)が4日、海外FA権の資格取得条件を満たした。涌井は球団を通じ「今は独身ではないので1人では決められない。家族とよりよい人生になるように、しっかりと考えていきたいと思います」とコメントした。昨年11月にモデルの押切もえと結婚。ロッテ残留か国内移籍かそれとも海外かは、すでに2人で話し合っていることだろう。
涌井は西武在籍時の09年9月、日刊ゲンダイに初めてメジャーへの思いを語り、話題を呼んだことがある。当時、メジャーへ行きたい気持ちがあるのか? という記者の質問にこう答えていた。
「そんなこと今まで(記者に)聞かれたことないですよ。今日初めてですよ。はっきり言えば、今行けるのであれば(メジャーに)行きたいですよ。前はそんな気持ちはなかったんですけど。やっぱり今年のWBCで投げてから、気持ちが変わりましたね。あそこ(米国)で投げて、『やってみたいな』っていう気持ちが強くなってきましたから」
あれから8年を経て、西武からロッテにFA移籍し、モデルの妻もいる。年俸も2億5000万円まで上がった。周囲を取り巻く環境は大きく変わったが、今もメジャーへの夢を抱き続けているようだ。