IOCが検討 平昌五輪に北朝鮮ペア「特別枠」出場の思惑

公開日: 更新日:

 国連による制裁が決まった北朝鮮が、来年2月の平昌五輪には選手を派遣することになるかもしれない。

 IOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長は11日(日本時間12日)、リマでの理事会後に会見し、北朝鮮による核実験、ミサイル発射が平昌五輪に与える影響について「大会の安全面を脅かすような兆しはない」と否定した。11月1日から朝鮮半島を巡る聖火リレーは予定通り北朝鮮の一部でも行うという。

 北朝鮮には現時点で出場権を獲得した選手はいないが、IOCは「特別枠」や「招待枠」での参加を検討。特例で出場資格を与えられる可能性があるのはフィギュアスケートペアのリョム・テオク(18)、キム・ジュシク(24)だ。

 ペアを結成してわずか2年目ながら、今年2月の冬季アジア大会(札幌)では銅メダルを獲得。翌3~4月の世界選手権(ヘルシンキ)では出場28チーム中15位。平昌五輪出場枠が与えられる16位以内に入りながら、強豪の中国、ロシア、カナダの複数ペアが上位に入ったため、出場権を逃した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…