ソチ五輪フィギュア銅 ゴールド休養にちらつくロシアの影

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 シーズンの本格開幕を前に女子フィギュアスケートの主力選手による引退、休養報道が相次いでいる。

 ソチ五輪団体金メダルメンバーのユリア・リプニツカヤ(19=ロシア)が摂食障害の治療のため、引退を表明。同シングル金メダルのアデリナ・ソトニコワ(21=同)は右足首の故障で今季の休養を発表している。さらにここにきて、ソチの団体で銅メダルを獲得したグレーシー・ゴールド(22=米国)が調整不足を理由に長期間欠場すると明かした。ソトニコワ、ゴールドの復帰時期は不透明で、来年2月の平昌五輪は前回の若手メダリスト3人が不在という異常事態になりかねない。

 ゴールドは休養理由について米メディアの取材に「最近、競技やプライベートのことで苦しんでいる」と話している。

 ソチ五輪後は故障もあってトレーニングもままならず、一時は激太りを伝えられたこともあった。複数の米メディアが伝えたところによれば、本人がリンクを離れる理由に挙げた「プライベート」の問題とは、父親のこととみられる。

 イリノイ州内の病院で麻酔医を務めるゴールドの父カール氏は禁止薬物を不正入手した疑惑が持たれている。具体的な選手の名前は明らかになっていないが、カール氏はロシア人アスリートのドーピングに加担したとみられ、今後の調査次第では医師免許を剥奪される可能性もあるという。

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