このまま引退も…ソチ金のソトニコワ平昌五輪欠場の真相
来年2月の平昌五輪では女子フィギュアスケートを代表する2人の華麗な演技が見られない。
すでに摂食障害を理由に引退を表明した2014年ソチ五輪団体金メダリスト、ユリア・リプニツカヤ(19)に続いて、同五輪シングル優勝のアデリナ・ソトニコワ(21)が故障で欠場することが明らかになった。ロシアの地元メディアによれば、ソチ五輪後に痛めた右足首が完治しなかったという。
今季からソトニコワを指導する、プルシェンココーチは「今季は競技会には参加できないだろう」と長期欠場をほのめかしているが、元世界女王はこのまま引退する可能性もある。
競技で頂点に立ったように、手掛けるビジネスも成功を掴みかけているからだ。ソトニコワが15年にモスクワ市内にオープンしたネイルサロン、エステ店がロシア人女性に受けて大繁盛。今では契約するスポーツ用品メーカーらのスポンサー企業などの協賛金と合わせて年間で3億円近い収入があるという。
そもそも、故障の回復が遅れたのも、テレビ出演やビジネスで多忙を極め、治療やリハビリを怠ったからだそうだ。
今年4月に浅田真央が26歳で引退を決めたように、フィギュアスケーターの寿命は短い。早々と第二の人生に向けて歩み始めた元女王の決断は賢明と言えるのかどうか……。