由伸監督は続投も 連続V逸でG首脳陣に吹き荒れる粛清の嵐
「今の一軍首脳陣で安泰なのは、二岡智宏打撃コーチ(41)と井端弘和内野守備走塁コーチ(42)だけでしょう。どちらも由伸監督とは、現役のころから付き合いが深い。井端コーチは打撃担当への昇格もある。今季の巨人は接戦に弱く、1点差ゲームの勝率は11勝25敗の.306。これは、12球団ワーストです。特に一軍の若手、中堅にバントや右打ちなどの小技を含めた、ねちっこい攻撃を教え込み、実践させるには井端がうってつけという声があります」(チーム関係者)
巨人は、13連敗を喫した直後の6月中旬に堤辰佳前GMを事実上の解任。後任に鹿取義隆GM特別補佐が昇格する異例の人事を行った。7月には斎藤雅樹二軍監督(52)を一軍投手コーチに配置転換、尾花高夫投手コーチ(60)をブルペン担当に、ブルペン担当だった田畑一也投手コーチ(48)をスコアラーに、内田順三巡回打撃コーチ(70)を二軍監督に異動させたが、このオフはさらなる改造人事が断行されるのは必至。来季が契約最終年となる高橋監督にとっては進退をかけたシーズンとなる。