エージシュートでも予選落ち…70歳・ジャンボ尾崎の凋落
【ホンマ・ツアーワールドカップ 2日目】
天気が崩れる前の午前組でプレーした尾崎将司(70)が、3バーディー、2ボギーの70で回り、2013年のつるやオープン(66歳・スコア62)以来となる2度目のエージシュートを決めた。
ホールアウト後にクラブハウスで20人近くのゴルフ記者に囲まれると、「男子ツアーが低迷しているし、少しでもこういう話題を提供できたのは良かったと思う」と得意満面だった。
もっとも70を出しても決勝進出には5打も足りず、今季6度目の予選落ち(棄権2回)。久しぶりの取材に次第に口も滑らかになり、「後半の内容は自分でも全盛期を彷彿させるゴルフだったね」と言い出した。
尾崎が言う全盛期とは20年近くも昔であり、その時に70のスコアなら「納得できない」とムッとしていたものだ。
最初にエージシュートを達成した時は51位で獲得賞金は30万8400円。それ以来、ツアーでは1円も稼いでいない。主催者が記念に花束を渡したが、本心は「特別賞でもなんでもいいから、カネをくれ」だったはずだ。