岡崎と本田が召集外…ハリル監督が込めたそれぞれの意味

公開日: 更新日:

 日本代表2連戦(10月6日・ニュージーランド戦=豊田、同10日・ハイチ戦=横浜)に向けた日本代表24人が28日に発表された。初招集は車屋紳太郎だけだったが、主軸を張ってきたパチューカFW本田圭佑とレスターFW岡崎慎司の「31歳組」が招集外。中でも本田の招集外は、ハリル体制27試合目にして初めてである(国内組で臨んだ15年8月の東アジア杯を除く)。

■「亀のようにじっくり」

 会見でハリルは「現時点の体調では代表でプレーできない。しっかりトレーニングしてほしい」とコメント。本田は「先は長い。亀のようにじっくり確実に進むよ」と自身のSNSを更新した。

「指揮官は、本田に対して『10月は心身ともにベストの状態に戻し、11月にブラジル、ベルギーと対戦する欧州遠征に照準を合わせてほしい』というメッセージが含まれている。しかしながら欧州遠征で本田のストロングポイントであるフィジカルの強さ、ボールのキープ力、ここぞという局面での決定力が発揮できない場合、本田の日本代表内の立ち位置は、非常に厳しいものになってしまう。本田は体調を整えた上にメキシコリーグで存在感を見せなければならず、決して安閑とはしていられません。岡崎の場合、所属レスターで好調を維持。指揮官の胸の内は『英プレミアでゴールを量産し、11月の欧州遠征で強豪相手にゴールを決めろ!』です。岡崎の招集外には『期待の裏返し』と本田とは違った意味合いが含まれている」(元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…