日米首脳“親睦ゴルフ”に駆り出される松山英樹の政治意識

公開日: 更新日:

「そうだとしても、松山が今回のオファーを断ることは考えられません」というのは、スポーツライターの吉川英三郎氏だ。

「米国のスポーツ選手の多くは政治意識が高く、支持政党もはっきり述べる。警察による暴力や人種差別に抗議するため、NFL(アメフト)やNBA(プロバスケット)の選手の中には試合前の国歌斉唱時に膝をつく者もいる。日本は政治とスポーツは分けて考えるという国で、現役時代に政治的な発言をするアスリートは皆無に等しい。そもそも米国が主戦場の松山には日本の政治のことはよくわからないでしょうし、断るだけの政治意識を求めても酷というものです」

 メジャーで華々しい実績を残したイチローは、かつて国民栄誉賞を2度辞退している。理由はどうあれ、時の総理大臣の意向に逆らった珍しいケースだ。

 ちなみに3人がプレーする霞ケ関CCは、両サイドが松林にセパレートされたアベレージゴルファーにとっては厄介なコースだ。安倍首相の“ショット”は「右に傾き過ぎ」といわれている。松山のレッスンが必要ではないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…