小平智が今季2勝目 大きかった“姉さん女房”古閑美保の功

公開日: 更新日:

「会場の6番パー5は多くの選手がグリーン手前の池を避けて、安全な左サイドに2打目を打ってきました。小平はアゲンスト風でしたが2オンを狙って、グリーン手前にあわや池ポチャかという状況でした。それでも、米ツアーで“逃げていては勝負にならない”と学んだのが大きい。この日のゴルフは神がかっていましたが、それだけ思い切りもよかった。海外を経験して一回り大きくなったといえます」

 優勝が決まった瞬間に「がんばったね」と声をかけたのは姉さん女房の古閑美保(35)だ。2人の出会いは2014年からといわれ、半同棲を経て今年3月に入籍。古閑と付き合いだしてから小平の賞金ランクは14年21位(4791万円)、15年9位(6677万円)、16年6位(8367万円)と年々アップして、今季は1億5000万円を超えた。

 古閑は年下のダンナを、「母親のような目で見ている」と言った。

 田原紘プロは「賞金女王になった古閑を嫁さんにもらったのも大きいでしょう」と言う。

「古閑はハッキリ本音を言う性格ですが、押しつけがましいアドバイスなら衝突してしまう。その点、年上女房で、母親のように接している。女子ツアーといえどもかつて修羅場をくぐり抜けてきた経験もあってメンタルコーチとしても適任。さらに古閑が現役プロでないのもいい。もし年下の現役女子プロが奥さんなら、ゴルフを教える立場になって自分の練習時間がロスしてしまう。そんな心配もない。男はいくつになっても子供っぽいところがあり、古閑は硬軟織り交ぜて、うまく甘やかしているのでしょう」

 過去賞金女王で独身プロといえば、イ・ボミ(29)、森田理香子(27)、全美貞(35)、上田桃子(31)、大山志保(40)がいる。小平のようにゴルフが強くなりたかったら、年上の賞金女王との結婚が近道かもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…