米国30球団に質問状 大谷争奪戦“書類選考落ち”はどこだ
本人は「自分は足りない部分の方が多い。もっと磨きたいし、そういう環境に自分を置きたい。そこに適している球団に行きたい」と言っている。
日本ハムがそうだったように、二刀流を成し遂げるための育成環境や具体的なプランがあるかどうかがカギを握るのだ。
では、今回の書類段階で大谷側に振るい落とされそうな球団はどこか。
GMが「片方だけでも大変なのに困難を伴う」と発言したというナショナルズとパイレーツは難しくなった。「目先の結果を重視せざるを得ない球団も脱落する」と、球界関係者がこう続ける。
「ファンやマスコミが熱狂的で、常に勝利を義務付けられるヤンキース、レッドソックス、ドジャースあたりは、『勝つため』に早い段階で投手専念を打診されるリスクがある。また、先発投手がコマ不足で戦力不足に悩む球団も、1年目から投手として活躍してもらいたいと考える。ツインズ、マーリンズ、タイガース、ホワイトソックスなどは、大谷を打者として起用する余裕がない」
脱落必至の球団は少なくなさそうだ。