メジャーGM明言 大谷“二刀流”挑戦のタイムリミットは3年
米大リーグのGM会議(フロリダ州オーランド)が15日(日本時間16日)に閉幕。3日間にわたって行われたミーティングでは、今オフのポスティングシステムでの移籍を表明した日本ハム・大谷翔平(23)の話題でもちきりだった。
メジャーでも二刀流挑戦を望んでいる大谷について、「両方できる選手がいれば、選択肢が増える」(ヤンキース・キャッシュマンGM)、「素晴らしい才能の持ち主。他にはない才能を持ち合わせている」(マリナーズ・ディポトGM)などと、多くの編成担当者が高く評価。興味を示すGMが少なくない中、二刀流を疑問視する声があったのも事実だ。
ナショナルズのリゾ、パイレーツのハンティントン両GMは、「片方だけでも大変なのに(二刀流は)困難」と断言。大谷獲得に動くとみられる球団幹部も二刀流には半信半疑で、ナ球団のGMは大谷の可能性についてこう話したという。
「入団当初は二刀流を認め、チャレンジを後押ししても、多くの球団がタイムリミットを3年に設定するだろう」
このGMは首尾よく大谷を獲得できた場合、二刀流の試用期間は3年とし、年俸調停の権利を得る20年のシーズン終了後には投手か野手の選択を迫るとみられる。