土俵内外でやりたい放題 相撲を蹂躙するモンゴル勢に異論
11月場所11日目の22日には、嘉風に負けた後に物言いを要求。「立ち合い不成立で待った」と勝手に判断し、1分間、土俵上に居座った。
相撲評論家の中澤潔氏が言う。
「相撲を取った本人が物言いをつけられるというルールは大相撲にはない。そんな力士が手本となるべき横綱を務めているのだから、呆れるばかりですよ。非常に見苦しい。白鵬は自分の抗議が通ると思っていたのでしょう。過去にも、審判団を動かすそぶりをしたことがある。『相撲界はオレの意思で動く』と、思い上がっているのではないか。今の土俵は日本人力士が『その他大勢』になっている。モンゴル人力士は『オレたちの天下だ』と増長してしまっているのでしょう」
白鵬は千秋楽の優勝インタビューでも「日馬富士と貴ノ岩の2人を土俵に再び上げたい」と、お門違いの発言。さらに観客を巻き込んで万歳三唱で締めた。
これには横綱審議委員会の北村委員長(毎日新聞社名誉顧問)も27日の会見で、「これだけ相撲協会が厳しい状況の中、なんで万歳ができるんだろうか」と非難していた。