資金は潤沢も…レンジャーズの大谷獲りに酷暑のハンディ
今オフ、ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す日本ハム・大谷翔平(23)の周囲が騒がしくなってきた。
レンジャーズのジョン・ダニエルズGMは28日(日本時間29日)、大谷の代理人を務めるネズ・バレロ氏に具体的な二刀流プランなど10項目を記した書面を提出したと明かした。球団公式サイトによれば、同GMは「何年も取り組んできた課題。自信はある」と書面の内容に手応えを口にしたという。
レンジャーズはドラフト対象外の25歳未満の外国人選手に使える契約金の枠が30球団最多の353万ドル(約4億円)。条件面でリードするが、その一方でハンディも抱えている。
本拠地のあるテキサス州アーリントン市の酷暑だ。同市は5月以降、最高気温が40度以上を記録するのは珍しくなく、夏場のデーゲームではグラウンドでの体感温度が50度近くに達することもあるという。
「暑過ぎてブルペンに足を運ぶ気にもならなかった。レンジャーズが世界一になれないのは酷暑で夏場以降に調子を落とす選手が少なくないからではないか」とは真夏のデーゲームで登板経験のある日本人投手の弁。