久保裕也<5>イラク戦の後 ハリルさんに大目玉を食らった
17年に行われた日本代表9試合で2ゴールを決めた久保裕也(ヘントFW)は、本田圭佑(パチューカFW)から定位置を奪取し、右FWに定着して代表主軸に君臨すると思われたが、3月のタイ戦(埼玉)以降は無得点。同じリオ五輪世代の浅野拓磨(シュツットガルトFW)に一歩リードを許した感も否めない。「調子のいい本田さんや拓磨と自分もベストな状態で勝負したい」とロシアW杯へのサバイバル戦に勝つために目の色を変えている久保の胸中に迫った。
3月のUAE(アルアイン)、タイとの2連戦で2得点3アシストを記録した久保だが、6月のイラク戦(テヘラン)では、不慣れな左FWで起用されて不発。ハリルホジッチ監督から大目玉を食らったという。
「イラク戦前のシリア戦(東京)の後、監督に呼ばれて長めに説教されました。『プレーが全然ダメ。終わってる』みたいな話をされました(苦笑い)。3月の出来が良かった分、悪く見えたのか『もっとやれるんだから、やれ』と。結局はイラク戦も良さを出せなかったけど、言ってもらってるうちが花だと思う。自分を奮い立たせられたんで良かったです」と半年前のことを述懐してくれた。