絶妙パスで決勝G生む MF中島依美はなでしこの精神的支柱

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 なでしこジャパンが11日に東アジアE―1選手権で中国と対戦。1―0で逃げ切り、韓国戦に続いて2連勝。北朝鮮と15日、3大会ぶり3回目の優勝をかけて激突する。

 日本の決勝ゴールは前半20分に生まれた。

 神戸所属の左サイドMF中島依美(27)がドリブルで持ち上がり、絶妙スルーパスを受けたFW田中美南(23=日テレ)が、左足で値千金のゴールを決めた。この局面では、得点者である田中よりも、アシスト役のMF中島のプレーに注目が集まった。

 サッカーダイジェストの元編集長・六川亨氏がこう言う。

「中島は左サイドを主戦場とするMFだが、どのエリアでプレーしていても、攻守にわたって存在感は抜群だった。なでしこ率いる高倉監督は、韓国戦から先発を4人入れ替え、中国戦にはMF隅田凜(21=日テレ)、猶本光(23=浦和)といった若手を投入した。中島は、国際経験の少ない彼女たちの精神的な支柱にもなり、プレーでもチームを引っ張った。中でも田中のゴールをお膳立てしたプレーはお見事だった。ドリブル中にわざと“視線を右に送って”DFを幻惑。ノールックパスを左サイドに送り、勝利の立役者となった」 

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