世代交代が結実 若手攻撃系選手たちの奮闘に感じ入った
なでしこジャパンがEAFF(東アジアサッカー連盟)E―1選手権で韓国と対戦(8日)。3―2で勝利を収めた。この試合で「若手攻撃系選手たちの奮闘ぶり」を目を細めて見させてもらった。まずは先制ゴールを決めたFW田中美南(23=日テレ)である。
彼女の最大の武器は何か? シュートに持っていくまでの「形」を持っているところだ。たとえ相手ゴールに背を向けた状態でボールを受けても、絶妙なトラップからクルッと前に向き、良いタイミングでシュートを放つ。ボールの収まりもいいし、キープ力もある。頼りがいのあるストライカーだ。
左サイドMF長谷川唯(20=日テレ)も、将来が楽しみな選手である。タッチライン際のドリブル突破が持ち味。後半途中から任されたトップ下でも、問題なくプレーできることを証明した。
守備陣に対しては、合格点はあげられない。最終ラインには左からSB万屋美穂(21=仙台)、CB鮫島彩(30=神戸)、CB三宅史織(22=神戸)、SB大矢歩(23=愛媛)が並んだが、強烈なインパクトを残したとは言い難い。