職務放棄でも破格…貴乃花親方の理事報酬は「月150万円」
17日に全日程を終えた冬巡業を最後まで無断休場し、巡業部長代理を務める春日野親方(元関脇栃乃和歌)から、「職務放棄じゃないか」と指摘された貴ノ岩。その師匠である貴乃花親方(45=元横綱)にも「職務放棄だ」という声が上がっている。
ある親方が言う。
「貴乃花親方の役職である巡業部長は本部勤務の義務がないので、国技館に詰める必要はない。しかし、だからといって執行部からの電話まで拒否するのは明らかにおかしい。一体、自分が何のために冬巡業に帯同しなかったのか、分かっているのか。これじゃあ、職務放棄と同じではないか」
貴乃花親方は協会執行部からの電話を無視。連絡は書面でと注文を付けながら、書類を持参した危機管理部長の鏡山親方(元関脇多賀竜)を門前払いすること数度。揚げ句、今度からはファクスにしてもらいたいと居留守まで使って協会との接触を拒んでいる。
巡業部長である貴乃花親方が冬巡業に帯同しないのは、あくまで日馬富士暴行事件への対処を優先させるため。決して謹慎処分中でも、理事としての任を解かれたわけでもない。依然として肩書は巡業部長であり、巡業先で何か事件が起きた場合などは、報告を受ける義務がある。その巡業部のトップであり相撲協会の理事が電話にも出ないということは、万が一のときに迅速な対応ができないことになる。