2年ぶりゴジラ松井巨人臨時C 異例の熱血指導50分の理由
ゴジラが2年ぶりに宮崎に上陸した。巨人キャンプ第2クール初日の6日、OBの松井秀喜(43)が臨時コーチとして宮崎春季キャンプに合流。過去2度の臨時コーチではあえて積極的な指導を控えていたが、今回は様相が違った。
室内練習場のブルペンで畠に「去年は後半で6勝したんだって?」と声をかけると、全体練習後には、特打を行っていた昨季打率リーグ最下位の小林誠司(28)に歩み寄り、身ぶり手ぶりを交えて指導を始めたのだ。
その後のティー打撃にも付きっきりで、「下半身の使い方」「軸足に体重を残す方法」を伝授。約50分の直接指導を終えた松井はこう説明した。
「打撃フォームで気になったところがあったので伝えた。彼が少しでも成績を伸ばせれば、それが巨人の得点につながる。お手伝いができれば」
最初の指導がなぜ小林だったのかは「忘れた」とけむに巻いたものの、実はこれ、高橋由伸監督(42)の希望。現一軍メンバーでは「岡本、吉川尚、小林の3人をぜひ見て欲しい」と頼まれていたのだ。