キャンプイン前日に離脱第1号が…由伸巨人の虚しい大号令
巨人の高橋由伸監督(42)が1月31日、坂本勇人以外のレギュラー白紙を宣言。横一線の熾烈な「競争キャンプ」を打ち出した。
キャンプインを翌日に控え、「テーマ? チーム、若い選手の底上げ。ショート(の坂本)以外は、大いにチャンスはある。というより、ほとんど(のポジションで)チャンスがあるんじゃないか」と強調したのだ。
だが、これは建前だ。野手では新加入のゲレーロと昨季打率2位のマギーの助っ人勢は当確。
「チャンスは昨年、一昨年よりある? そうですね」と盛んに若手の競争をあおっても、ポジションが空いているのは二塁だけ―――というのが現実。そんなことは、選手だって分かっている。
そんな中、早くも離脱者の“第1号”が発生した。球団はこの日、橋本到(27)が一軍キャンプから三軍スタートに変更になると発表。同28日から行われていた宮崎での一軍合同自主トレ中に下半身に違和感を訴え、三軍のキャンプ地、沖縄に“送還”された。これには高橋監督も「橋本? 誰かを(一軍に)上げるとかはない。補充はしない」とムッツリ。