日ハム清宮はガニ股なおせる? “矯正の先輩”大田に聞く
――松井秀喜氏はかつて、ガニ股を直すために、母指球(親指の付け根)に体重をかけるように意識したそうですね。
「そういうことも試しました。でも、人それぞれ感覚は違うし、骨格も違う。自分に合ったものを意識するということだと思います」
――直すには積み重ねが大事だと。
「(苦笑いを浮かべて)でも、完全には直らないんですけどね。少しだけでも意識すればいいですけど、意識しないと戻ったりとか。小さいころからの慣れというか、癖もあると思いますから。プロ入り前から僕自身、ガニ股とか猫背とか言われていた。悪い癖を直すのはすごく難しいこと。意識してできるようになるためには、相当な練習の積み重ねが大事です」
――どのあたりが難しかったですか?
「体の正しい位置を意識し、それに沿った動きをしようとはするけど、スイングの速さだったり、打球の飛ばし方というのは、なかなか練習でカバーできるものではありません」
――天性のものもある。