2戦連発以上の収穫 阪神首脳陣がロサリオの選球眼に安堵

公開日: 更新日:

 メジャー通算71発のパワーはダテではない。

 12日に行われた阪神の紅白戦で、新助っ人のロサリオ(28)が「4番DH」で出場。1打席目に秋山の失投を見逃さず、ライナー性の打球を左中間スタンドに叩き込んだ。前日11日のDeNAとの練習試合でもホームランを打っており、これで“2戦連発”だ。

 しかし、それより何より、阪神の首脳陣が安堵したのは2打席目の四球ではないか。ロサリオはフルカウントまで粘って、外角高めの際どい直球を悠然と見逃し。「さも当然」と言わんばかりに、四球を選んだ。

 ここ数年、大砲不在にあえいでいた阪神にとって、ロサリオは待望のパワーヒッター。その一方で、来日前から「変化球が苦手」という弱点がささやかれていた。この日の一発もそうだが、DeNAとの練習試合でも打ったのは直球だった。変化球への対応はまだ未知数なのだ。

 そうした不安があっただけに、ロサリオがただのダボハゼではなさそうとわかっただけでも、首脳陣にすれば大収穫のはず。

 ホームランを打った直後は、

「まだ試合は始まったばかり。順調とは思ってないし、もっとやることはある」

 と表情を引き締めたロサリオ。開幕後が楽しみだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭