いら立ち隠さず 中田翔は清宮のフリー打撃をどう見たか?
中田は一体、清宮のバッティングをどう見たのか。
日刊ゲンダイが練習後の本人を直撃すると、顔をしかめながら、
「そんなん、オレに聞くことちゃうやろ。コーチに聞け、コーチに」
と、いら立ちを隠さない。
「ルーキーのバッティングなんて、ようわからんわ。まあ、(バットの使い方が)柔らかくてええんちゃう?オレに聞くことやないやろ。違うか?」
と、取り付く島もなかった。
中田にとって、清宮は嫌でも意識せざるを得ない存在だ。守備位置は同じ一塁。昨季は打率.216、16本塁打、67打点と精彩を欠いたとはいえ、打点王2度で日本代表の4番を打った男が高卒ルーキーの後塵を拝するとは思えないが、なにしろ清宮には若さと将来性とノビシロなどのアドバンテージがある。若手育成を重視するチーム事情を考慮しても、一軍でそこそこやれるメドが立てば清宮に多くのチャンスを与えるとしても不思議ではない。
中田がいら立ったように見えたのは、そんな背景もあるのかもしれない。