ヤクルト青木 日本野球に再適応するカギは「タイミング」
「テンション上がりましたね。ヒーローインタビューは久しぶりだし、日本ならではという感じで楽しかったです」
気持ち良さそうにこう言ったのは、今季、7年ぶりにヤクルトに復帰した青木宣親(36)だ。
4日の広島戦で2安打1打点の活躍で勝利に貢献。八回にはバレンティンが敬遠された直後に、技ありの一打でダメ押しの適時二塁打を放った。 神宮では7年ぶりとなる安打と打点をマークし、お立ち台では「ただいまー、勝ったよー!」と大きな声でファンと喜びを分かち合い、「日々、アジャストしていくようにやっているので、それが実を結んだと思う」と振り返った。
日米通算2058安打を誇る安打製造機も、試合前まで打率・188。練習では通常の打撃練習が終わった後、ひとり室内練習場へ向かい、黙々とマシン相手に打ち込んでいた。
12年にメジャー移籍し、ヤクルト時代とは打撃フォームを変えた。7年ぶりに日本でプレーするにあたり、日本の投手に再適応するための試行錯誤を続けている。
青木は「一番はタイミング。そこが難しい。メジャーの投手は間がないけど、日本は間のスポーツといわれるくらい。そこはしっかり調整したい」と言う。「内容も良かったし、納得している」と話した青木。凱旋安打をさらなる浮上のきっかけにしたいところだ。