金本監督に虎主将福留が…打撃で激論交わしたハワイの夜
昨オフ、ハワイで名球会のイベントが行われたときのことだ。阪神からは金本知憲監督(50)、福留孝介(40)、新会員となった鳥谷敬(36)が参加。ある日の夜、この3人で地元の寿司店に出かけたという。
金本監督はグラスを片手に「若手たちに勝つ喜びを伝えて欲しい、チームを引っ張っていって欲しい」と2人へ要望。金本監督は就任3年目を迎え、勝負の年になる。優勝するためにはベテランの奮起が必要不可欠だ。
「酒席でざっくばらんな雰囲気だったこともあるのでしょう。福留は金本監督に、若手への打撃指導について『改善の余地があるのではないか』との進言をしたそうです」
こう明かすのは、ある球界OBだ。
「阪神は若手育成を掲げているが、就任2年目でレギュラーを掴んだ選手は一人もいなかった。金本監督の打撃指導の基本は速球に力負けしないように、『下半身主導で強くバットを振る』というもの。しかし、中には“金本理論”を完全に消化できない若手もいる。そうした現状を踏まえての話だったようです」