初の4番で結果残す 大谷は主砲プホルス直後の5番もあるか
二刀流選手が文字通り、チームの主軸に据えられた。
エンゼルス・大谷翔平(23)が22日(日本時間23日)のジャイアンツ戦に「4番・DH」でスタメン出場。これまで主に7番に座っていた大谷は初の「4番」で4打数1安打2三振だった。
大谷は相手先発のベテラン右腕(32)の前に、仕事をさせてもらえない。1打席目は一回2死一塁の場面。カウント1―2から4球目の外角低めに沈むチェンジアップに空振り三振。1死走者なしで迎えた四回の第2打席は1、2球目を見逃して追い込まれると、最後は低めの球にバットが空を切る。14年の最多奪三振王(242)のクエトの巧みな投球に翻弄された。
しかし、1死一、二塁の好機で迎えた六回。執拗に低めを攻める相手バッテリーを攻略した。カウント2―2から、最初の2打席とも三振に仕留められた低めの変化球に泳がされながらも右前に運び、好機を拡大。次打者が一ゴロ併殺に倒れて得点にはならなかったが、相手のエース右腕からきっちりと結果を残した。
この日はデーゲームのため主砲プホルスが、今季初の休養。ソーシア監督は試合前、大谷の4番起用について「打席でも落ち着いているし、大リーグの投手にも慣れてきている」と説明。「いろいろと経験してもらいたい」と期待を口にした通り、今後も大谷にクリーンアップを打たせる可能性もある。