2三振で不安視も 大谷の“左腕対策”は指揮官のさじ加減次第
二刀流が投打とも小休止だ。
エンゼルス・大谷翔平(23)は19日(日本時間20日)のレッドソックス戦に「6番・DH」で出場し、4打数無安打3三振。初めて6番で起用されながら、先発試合の連続安打は7でストップした。先発登板した17日の試合では2回3失点で初黒星と、投打とも精彩を欠き、チームも今季初の同一カード3連敗である。
相手の先発左腕ロドリゲスの変化球にタイミングが合わず、2打席連続でバットが空を切った。技巧派左腕の術中にはまった大谷は「スイング自体はそんなに悪くなかった。1打席1打席のアプローチを考えて、あす以降の打席に入りたい」と前を見据えたが、指揮官による忖度が行われそうだ。
■起用法を再考する可能性も
ソーシア監督は大谷について「投手の左右は関係ない。左投手でも打ってくれる」と断言。信頼を口にし続けてきたものの、今後は起用法を再考する可能性もある。
「ソーシア監督がオーダーを決める際、相手の先発投手の左右にはこだわらない。むしろ、重視しているのは投手のタイプで、相手スターターが速球派か、技巧派かで選手を使い分ける傾向があります。大谷は今後も左投手の変化球を打ちあぐねるようなら、ソーシア監督も起用をためらうのではないでしょうか」(スポーツライター・友成那智氏)