著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

加地亮<1>僕の知っている西野朗監督について話そう

公開日: 更新日:

「僕の知っている西野さんは、ボールを支配しながら攻めを仕掛けていくスタイルを志向する監督でした。ロシアで守備的に行くのか? 攻撃的に行くのか? まだ分かりませんが、ガンバのような方向にかじを切るのであれば、日本人の武器である俊敏性を生かし、狭いエリアで相手をどれだけ崩せるか? がカギを握るでしょう。プレーや考えるスピードを上げ、ボールを出して動く回数を増やすことで相手を凌駕できれば、勝利を見いだせるはず。ロシアで西野さんには、思い切った戦いを見せてほしいですね」と熱烈エールを送る。

 西野監督が、ガンバを率いた10年間を振り返ると05年のJ1制覇など国内タイトル4回、08年ACL優勝と輝かしい実績が続く。当時のガンバはMF遠藤保仁を攻撃の軸に据えて明神智和(長野MF)、橋本英郎(東京V・DF)、二川孝広(栃木MF)のように献身的にチームメートを支えられる人材を配した。

「勝てるチームには気配りができ、自ら喜んでハードワークのできる選手が何人もいる。あの頃のガンバは、まさにそうでした」とかつての右SBの職人は語る。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…