U23代表入り浮上も 日ハム清宮「東京五輪出場」の最低条件
清宮幸太郎(18)が今オフ、日の丸ユニホームを着る可能性が出てきた。
10月にニカラグアで行われる国際大会のU23W杯。侍ジャパンの稲葉監督はプロアマ混成チームで臨む方針だ。清宮の代表入りについては「当然、可能性はある」と話せば、強化本部長の山中正竹氏も「清宮はポテンシャルが高い。ああいう人を育てるのが責務のひとつ」と言及した。
2年後の20年東京五輪に向け、U23は国際舞台を経験できる数少ない場。大会の知名度は低いものの、清宮が参加すれば、ファン、マスコミの注目度は高まるだろうが、開催時期はポストシーズンの真っただ中。仮に日本ハムがCS、日本シリーズに進出し、清宮が一軍でベンチ入りしていれば、出場は難しくなる。清宮自身も「すべては結果を残してからと思います。このファイターズで活躍することが第一目標ですし、まずはそこに徹したいです」と言っている。
U23で大活躍すれば確かにインパクトはある。しかし、だからといって東京五輪に出られる保証はない。金メダルが至上命令で、ベンチ入りはWBCの28人より少ない24人になる見通しだ。さる代表関係者が「清宮は注目度が高いとはいえ、実績がない段階で招集することは難しい。一塁手には山川穂高(西武)、中田翔(日本ハム)ら長距離砲が控えている」と言うのも当然といえる。