知らないと大損! 2019年からゴルフルールが大きく変わる
ゴルフルールが来年1月1日から新しくなります。日本ゴルフ協会は3月12日に「2019年ゴルフ規則の主要変更点」を発表。「ローカルルール」でバンカーから2罰打でボールが出せるなど、これまでのゴルフの常識を大きく覆す抜本的な見直しとなります。今回はプロゴルファーも一般アマチュアも共通する「ゼネラルルール」がどのように変わるのかまとめてチェックします。 (ルール研究家・小山 混)
■コース内の名称やドロップ方法が変わる
コース内の名称が変わります。基礎知識として新用語を押さえておきましょう。
ティーインググラウンド↓ティーイングエリア、スルーザグリーン(フェアウエーとラフ)↓ジェネラルエリア、ウオーターハザードはペナルティーエリアとそれぞれ名称が変わります。ただパッティンググリーンとバンカーは変わりません。ルールブックも新名称になるので覚えておきましょう。
そしてドロップ方法が変わります。これまでは肩の高さから腕をまっすぐ伸ばしてドロップしましたが、新ルールでは「膝の高さ」からドロップすることになります。
低い位置からドロップすることで、ボールの転がりが少なくなり、再ドロップやドロップ後のトラブルが減るはずです。
■自打球、2度打ちが無罰になる
打ったボールが自分に当たったり、自分のキャディーや携帯品に当たった時は、これまで1罰打でしたが、来年から無罰になります。これまで1罰打だった2度打ちも無罰になり、ボールは止まった位置からプレーできます。
そして現行ルールでは、障害物(カート道や添え木、スプリンクラーなど)から救済を受けたり、ボールを確認したいときは同伴プレーヤーに告知する義務がありました。新ルールではその必要がなくなり、自分の判断でボールの確認や救済を選ぶことができます。また、救済を受けるときはいつでもボールの取り換えがOKになります。