中村俊輔も2度のW杯で…香川真司に「背番号10の呪い」再び
「背番号10は、日本サッカー協会の大スポンサーであるアディダス社の契約選手が付けることが定番化。11年のアジア杯以降はケガなどで未招集のとき以外、香川が背負ってプレーしている。体調が良化すれば、香川が背番号10を付けてロシア入りするでしょう。しかし、本大会でエースらしい働きを見せられるか? と問われると難しいと言わざるを得ない。というのも日本代表に連綿と続いている<背番号10の呪い>があるからです」と前出の六川氏がこう続ける。
「02年日韓W杯は、アディダスと契約する中村俊輔(当時横浜M)が背番号10を付けてプレーすると誰もが思っていましたが、当時のトルシエ監督がメンバー外として物議を醸しました。06年ドイツW杯に捲土重来を期した中村は、体調を崩して本来のパフォーマンスを発揮できず、10年南アW杯では大会直前に主力の座をFW本田圭佑に奪われた。14年には香川が背番号10を背負って勇躍ブラジルに乗り込んだが、本来の持ち味を発揮できず、チームも1分け2敗の惨敗に終わってしまった。今の香川は、06年と10年W杯前に体調を崩し、思うようなプレーができずに苦悩していた中村の姿がダブります」
香川もロシアで呪い殺されてしまうのか――。