長谷川健太氏と風間八宏氏 次の代表監督をめぐる“明と暗”
ハリルホジッチ監督が解任されて西野朗(63)体制となった際、日本サッカー協会(JFA)の強化委員会から「(西野監督の後も)日本人監督の就任を求める」意見が出された。そうなると現役J監督の中で有力候補はG大阪時代の14年にリーグ、カップ戦、天皇杯の3冠を獲得したFC東京の長谷川健太監督(52)、川崎を常勝軍団に育て「戦術家」と評判の名古屋・風間八宏監督(56)の2人だろう。
もっとも、今季Jの成績は対照的だ。FC東京は7勝1分け3敗で2位。リーグ8連敗中の名古屋は2勝1分け8敗で最下位に低迷。ハッキリと明暗を分けている。
「長谷川監督は、たとえばDF室屋には『持ち味の突破力と豊富な上下運動を生かせ』とアドバイス。サイドアタッカー起用だったFW永井をトップに置いてシュートをより意識させ、もともと非凡な得点力をグイッと引き出した。選手のヤル気を引き出すモチベーターとしての能力の高さもストロングポイントです」(元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏)
一方の名古屋・風間監督の評価は「1戦ごとに下落する一方」と放送関係者がこう続ける。