タフな会場で我慢比べ 全米OPはウッズとミケルソンに勝機
今季メジャー2戦目の全米オープンが14日、米ニューヨーク州のシネコックヒルズGC(7440ヤード・パー70)で開幕する。
主催する全米ゴルフ協会(USGA)が発表したペアリングが話題を呼んでいる。予選ラウンド2日間の注目はP・ミケルソン(世界ランク20位)とT・ウッズ(同80位)の組だ。
ミケルソンは初日午前8時2分に10番からR・マキロイ(6位)、J・スピース(4位)とスタート。ウッズは午後1時47分に1番からD・ジョンソン(1位)、J・トーマス(2位)と回る。2組とも優勝候補たちが顔をそろえるのだ。
USGAはテレビ視聴率を上げるために、午前と午後に人気組を配したが、ミケルソン、タイガーは単なる客寄せパンダではなく、勝つチャンスは十分にあるとみる関係者は多い。
というのも会場はメジャー開催コースの中でも一、二を争う難コースといわれ、バーディーを取るよりもボギー、ダブルボギーを叩かないマネジメントが要求されるからだ。
コース最大の特徴はアンジュレーションと傾斜のきついグリーンだ。2004年にここで開催された全米オープン(優勝R・グーセン)では、雨が少なかったこともあり、例えば右手前から左奥へ2メートル以上も高低差のある7番パー3のグリーンではパーオン率が低く試合途中で水をまいたこともあった。