たった2日で三行半 「冬眠亀さん人事」なき栄前監督のクビ
トップ交代の時、「自ら責任を取りたいと申し出た」なんて言う国だ。裏じゃ「まあ、ひとつ、ここは、角が立たないようにサ、キミの方から、こう、申し出るっていう形を、とってくれれば、万事うまく事が運ぶわけでサ、ま、後々キミの経歴に傷がつかないように、ね、ま、いろいろ面倒も見るからサ」なんて斜め後ろから肩叩かれて、「ホントですね? ほんじゃま、そういうことで」ト。改ざん事務次官もセクハラ事務次官もコレだな。
実際はクビなんだが、体裁は本人の申し出としといて穏便に事を済ます。日大アメフット前監督も同じ。ちいとばかし肩をすぼめて冬を越せばゴソゴソ動き出す。これを日本では「冬眠亀さん人事」と言う(って実ぁ今考えた)。
楽天の梨田監督は潔く「不振で辞めるのは当たり前」と公言したが、それを球団側が、「というお申し出がありましたので、決意も固く、お受けすることとしました」なんて、要はクビなんだが、めんどくせえ国だな。
欧米の契約社会では、こんな亀さん人事は皆無。ハリルホジッチなんざ「だまされた! 辞めさせられた、クビだクビ! 今にみちょれバチが当たるけん!」。