ヤクルト青木衰えず メジャーの天然芝は選手寿命を延ばす
ヤクルトの青木が元気だ。この日は先制3ランを放つなど5打数3安打3打点。ここ10試合で安打がなかったのは1試合だけ。41打数19安打と打ちまくり、打率も・287と上げてきた。メジャー帰りの開幕当初こそ久々の日本野球に戸惑いもあったようだが、安打製造機が完全復活だ。
「(初回の3ランは)先制点が欲しいと思って打席に入った。最高の結果になった。ひとつひとつ勝っていくという気持ちでプレーしている」(青木)
青木は今年36歳。セ・リーグの打撃30傑では2番目の年長者だ。そろそろ引退がささやかれる年齢だが、衰えは見られない。これは、青木が昨年までの6年間、メジャーでプレーしたことと決して無関係ではあるまい。というのも大リーグの球場は天然芝。人工芝に比べ体への負担が軽く、選手寿命を延ばすからだ。
こんな話がある。
横浜の石井琢朗(現ヤクルトコーチ)が現役バリバリのころ、メジャー球団が注目。シュアな打撃、俊足、肩の強さに加え、幅広い守備範囲が高く評価された。中でも西海岸の某球団が熱心で獲得も検討していたそうだ。