ヤクルト青木衰えず メジャーの天然芝は選手寿命を延ばす
ところがそれから1年もしないうちに石井の評価、特に守備面が急落したという。大きなケガをしたわけでもないのになぜなのかと分析。球団は「人工芝でのプレーが膝や腰に大きな負担をかけ、急に動きが鈍くなった」と結論。石井への関心を失ったという。
■阪神福留も41歳で現役
当時に比べ日本の球場の人工芝も改良されているとはいえ、天然芝と同じではない。長い間、人工芝の本拠地でプレーし続けることが選手の体に影響するのは避けられまい。この日は出場したが、巨人坂本勇(29)は24日の試合を欠場。下半身に違和感を抱え、ゴールデングラブの名手が交流戦ではDHに回ったこともある。DeNAの筒香(26)も背中の張りを訴えるなど、今季は5試合を欠場している。ともに主力で働き盛りの年齢なのにである。
青木もメジャーに行かず、日本でプレーしていたら、果たして今の活躍があったかどうか。ちなみに打撃30傑で唯一、青木より年長の阪神・福留(41)も5年プレーしてのメジャー帰りである。