“W杯3決”は消化試合じゃない 4位なら両指揮官ボーナスなし
ベルギー(FIFAランク3位)とイングランド(同12位)による3位決定戦が、日本時間14日に行われる。
同じG組だった1次リーグでの直接対決では、ベルギーが1―0で勝利。イングランド・サウスゲイト監督(写真右)が12日の準決勝クロアチア戦後の会見で「3位決定戦は望んでいなかったが、我々は最後までプライドをかけて戦う」と意気込むのには理由がある。
賞金は3位2400万ドル(約26億円)、4位2200万ドル(同24億円)。2億円の開きがあり、負ければ1人当たりの取り分が減るだけでなく、勝敗は両監督の実入りにも影響する。
年俸はサウスゲイト監督が2億6000万円、ベルギーのマルティネス監督(同左)は1億3000万円。両監督とも、契約でW杯の結果に応じた出来高が付いているものの、いずれも3位以上が条件だという。
複数の欧州メディアによれば、優勝ボーナスはサウスゲイト監督が2億2000万円、マルティネス監督は1億5000万円。3位なら、それぞれ1億5000万円、8000万円の特別手当を受け取るが、両監督とも4位に終わればボーナスは手にできないのだ。
チームや監督によっては、3位決定戦を消化試合と位置付け、それまで出場機会の少なかった選手を起用するケースもあった。今回の3決は高額なボーナスをかけて両指揮官がベンチで火花を散らしそうだ。