鈴木良平氏が異論 「代表監督は日本人に限る」風潮は尚早
ポスト西野監督に注目が集まる中、W杯の準決勝と決勝を視察して17日に帰国した日本サッカー協会(JFA)の田嶋会長(60)は「(誰かに)オファーを出したとも、出してないとも言えない。慌てて決めるものではないが、最終的な詰めのところにきていると思います」とコメント。森保五輪代表監督(49)については「日本人の中では実績ナンバーワン監督。だからこそ五輪の監督に選んだ」と前置きした上で「今のところはそれ以外、何ものでもないと思っています」と明言を避けたが、森保代表監督体制が既定路線といわれる中、ドイツサッカー協会公認S級コーチの鈴木良平氏が異論を唱える。
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就任2カ月ちょっとでロシアW杯の本大会を迎え、大きなプレッシャーの中で西野監督はMF香川、左MF乾、司令塔MF柴崎らを中心にけれんみのない攻撃を展開し、決勝トーナメント進出を決めた。しかし――。
だからといって「日本代表の監督は日本人に限る」という風潮はいかがなものか。JFA公認S級ライセンス保持者も450人を超え、優秀な人材が多く輩出されていることは知っている。しかしながら、世界の修羅場を経験した指導者を探そうと思った時、外国人指導者を排除するのは賢明とはいえない。まだまだ日本サッカーは「外国の英知を参考にしながらレベルアップを図る」のがベストではないだろうか?