エンゼルス大谷は苦戦必至 “元女房”アストロズ移籍の波紋
大谷翔平(24)にとって、最悪のトレードになるかもしれない。
エンゼルスが26日(日本時間27日)、正捕手のマルドナド(31)を同地区のアストロズに放出したからだ。
大谷の女房役でもあったマルドナドは移籍1年目の昨季、ゴールドグラブを受賞。捕手出身のソーシア監督も認める洞察力とコミュニケーション能力の高さで、大谷をはじめとする若手投手陣をリードしてきた。渡米1年目で右も左も分からない大谷も「たくさん勉強させてもらった」と話している。その頭脳派捕手がよりによってライバル球団に移籍したから、投手としてはもちろん、現在専念している打者としても大きな影響を受けるのは必至だ。
打者としての大谷はただでさえ、アストロズ戦の成績が悪い。ここまで19打数4安打の打率.211、本塁打、打点ともゼロで、7三振。中でも左右の両エースに対してはからっきし。左腕・カイケルに対して3打数無安打、3三振なら、バーランダーには7打数1安打(打率.143)、3三振と抑えられている。
そこへ大谷のクセや特徴や性格を熟知するマルドナドが加わって頭脳的なリードをされたら完全にお手上げ。アストロズ戦はますます苦戦することになる。