9号で2ケタに大手 大谷翔平が“本塁打量産態勢”のカラクリ
エンゼルス・大谷翔平(24)は小休止といったところか。
26日のホワイトソックス戦は「2番・DH」でスタメン出場し、5打数無安打。スタメンに名を連ねた試合では5戦ぶりの音なしに終わったが、前日のホワイトソックス戦で9号2ラン。23日に続く後半戦2本目の一発で2ケタ本塁打に王手をかけ、ベーブ・ルースが二刀流1年目にマークした11本塁打にあと「2」と迫っている。
右肘故障から復帰後は打者に専念し、投手の負担が減ったことも好調につながっているとみられるが、今後はますます一発を量産しそうだ。
本拠地アナハイムは年間を通じて気候が温暖で、空気が乾燥して打球が飛びやすい。気温が上がる夏場は特に傾向が顕著だという。8、9月の最高気温は連日35度近くまで上がり、より乾燥して一発が出やすくなるのだ。
「夏場には春先に本塁に向けて吹いていた海風がやむため、飛距離も伸びるのです。乾燥により、地面も硬くなり、ゴロの打球に勢いが付いて安打も増えるのではないか。かつてイチローがアナハイムで内野安打を量産しましたが、大谷も本塁打と安打が増えると思う。夏場のアナハイムは打者天国と言えるでしょう」(スポーツライター・友成那智氏)