料理好き日ハム近藤くんが「ジャジャーン」とサプライズを
コンちゃんはプロに入ってからもずっと、グラウンドへ来るたびに現役選手へ差し入れのお菓子やシュークリームを買ってきてくれました。全員分です。そして決まってこう付け加えるんです。
「これは厨房のみなさんで食べてください」
3年生のときには、当時の小倉部長から「体重を減らせ」という指令が出されていました。それで、カロリーに気をつけた献立を立て、例えば煮込みハンバーグをおろしハンバーグにするとか。脂ものを減らしてしゃぶしゃぶにしたり、お豆腐を多く使ったり。選手本人たちが体重を増やしたい、減らしたいと言ってくるので、そのリクエストに応える感じですね。
中日の柳裕也くん(24=12年卒)も卒業後によく連絡をくれる選手のひとりです。柳くんは「汁物」が好きで、中華スープとか春雨スープとか、タラコとニンニクが入った韓国風のスープとか、どちらかというと変わったメニューが好きでしたね。私が“韓国かぶれ”していた時期があって、選手に「最近『韓国風』って書いてあるメニューが多くないっすか?」とよくツッコまれていました。しょうが焼きにも肉じゃがにもニンニクとかコチュジャンを入れて、何かにつけて韓国風に。ブームは2年間くらい続いたので、柳くんの代は「韓国率」が高かったかも(笑い)。