著者のコラム一覧
渡辺元美横浜高校 前寮母

1970年、神奈川県生まれ。父は横浜高校元監督の渡辺元智氏。幼少期から自宅に同居する野球部員と共に育つ。97年、寮母を務める母の紀子(みちこ)さんの後を引き継ぐ。2017年に管理栄養士免許を取得。父が監督を勇退した3年後の今年3月、寮母を引退。現在は桜美林大のアスリート寮で食事面のサポートを行う。6月に「横浜高校野球部 食堂物語 甲子園、連れていきます!」(徳間書店)を上梓。

料理好き日ハム近藤くんが「ジャジャーン」とサプライズを

公開日: 更新日:

 コンちゃんはプロに入ってからもずっと、グラウンドへ来るたびに現役選手へ差し入れのお菓子やシュークリームを買ってきてくれました。全員分です。そして決まってこう付け加えるんです。

「これは厨房のみなさんで食べてください」

 3年生のときには、当時の小倉部長から「体重を減らせ」という指令が出されていました。それで、カロリーに気をつけた献立を立て、例えば煮込みハンバーグをおろしハンバーグにするとか。脂ものを減らしてしゃぶしゃぶにしたり、お豆腐を多く使ったり。選手本人たちが体重を増やしたい、減らしたいと言ってくるので、そのリクエストに応える感じですね。

 中日柳裕也くん(24=12年卒)も卒業後によく連絡をくれる選手のひとりです。柳くんは「汁物」が好きで、中華スープとか春雨スープとか、タラコとニンニクが入った韓国風のスープとか、どちらかというと変わったメニューが好きでしたね。私が“韓国かぶれ”していた時期があって、選手に「最近『韓国風』って書いてあるメニューが多くないっすか?」とよくツッコまれていました。しょうが焼きにも肉じゃがにもニンニクとかコチュジャンを入れて、何かにつけて韓国風に。ブームは2年間くらい続いたので、柳くんの代は「韓国率」が高かったかも(笑い)。

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