Jの活性化はイニエスタとトーレスの存在だけでは語れない
見どころ満載だったロシアW杯。周辺でも、優勝したフランス代表、西野ジャパンと対戦して知名度がグンとアップしたベルギー代表、ゴロゴロ転がっていたブラジル代表FWネイマールらの話題が飛び交っていた。
その反動で「もぅ~お腹いっぱい」とサッカーへの関心が減退し、再開Jリーグは話題にも上らないのでは……と危惧していたが、良い意味で予想は裏切られた。
観客動員増は神戸入りした前スペイン代表MFイニエスタ、鳥栖入団の元スペイン代表FWトーレスの貢献大だが、Jリーグが活況を呈しているのは、2人の大物助っ人の存在だけでは語れない。
中堅以下のクラブの奮闘が、Jリーグ全体を活性化しているのだ。
4位につける札幌は攻撃陣のジェイ、チャナティップが好調キープ。大健闘でACL出場圏を視野に入れている。J1初挑戦の長崎は、6勝3分け11敗で順位こそ14位と振るわないが、限られた戦力を高木琢也監督がうまくやりくりし、選手も力を出し惜しみしないで懸命にプレーしている。