投球練習再開で制限される打席…大谷は本塁打を増やせるか
「いまはまだ、投手として軽い調整だが、段階が上がればリカバリーに費やす日も考慮しなければならない。打者としての出場は、医療スタッフの評価をもとに決めていくことになる」
エンゼルスのソーシア監督が8日(日本時間9日)、大谷翔平(24)に関してこう言った。
11日(同12日)にはブルペンで投球練習を再開。今後、投手としての調整が進むにしたがって肩肘を休ませる必要が出てくるから、ただでさえ打者としての出場は制限される。
さらに現地9月1日以降の29試合は、ホワイトソックス3連戦を除いてすべて同地区との対戦。大谷は同地区の試合に限ると打率.229、1本塁打とサッパリなのだ。
同地区では首位のアストロズに加え、マリナーズ、アスレチックスもプレーオフの可能性を残している。すでに消化試合に突入しているエンゼルス戦での取りこぼしは避けようと、目の色を変えてくる。中軸を打つ大谷へのマークはこれまで以上に厳しくなる。
大谷はスタメン出場した最近の5試合で3本塁打。打撃の調子は上向いている。今後は打席数が減るうえ、終盤は難敵が控えているだけに、本塁打を量産するならいまのうちだ。