ソーシア退任で失う後ろ盾…エ軍大谷の“二刀流”が消滅危機
大谷翔平(24)が受けるであろうショックの大きさは計り知れない。
5日(日本時間6日)のインディアンス戦に「3番・DH」でスタメン出場し4打数2安打1打点と、今季13度目のマルチを記録したものの、大リーグの公式ホームページは4日(同5日)、エンゼルスのマイク・ソーシア監督(59)が今年限りで退任すると報じたからだ。
ソーシア監督は同日敵地での試合前に、「単なるたわ言」と退任話を強く否定。大谷も試合後、「報道は報道。ちょっと分からない」とコメントし困惑している。
■オーナーの決断
ソーシア監督はエンゼルスを率いて今年で19年目。2002年のワールドシリーズを制するなどア・リーグの最優秀監督賞を2度受賞。
09年からの10年契約が今年いっぱいで切れるため、その去就が注目されていた。
4日現在、エンゼルスは55勝57敗で、西地区首位のアストロズから16ゲーム離された4位。プレーオフの可能性はすでに消滅していた。記事によれば「ソーシア監督の決断は彼自身によるもので、チームからの圧力ではない」そうだが、「モレノ・オーナーの決断ですよ。少なくとも今年の春先の時点で、ソーシア監督は来季以降も指揮を執るつもりでしたから」と、ア・リーグのあるスカウトがこう言った。