巨人・岡本にアドバイス DeNA筒香が「敵に塩を送る」理由
いがみ合い、蹴落とし合う、そんな時代は古いのか。
巨人の岡本和真(22)とDeNAの筒香嘉智(26)。ともにチームの4番を任されているスラッガーだが、岡本は6月下旬からスランプに陥った。
32打席無安打となった7月4日のDeNA戦。この試合で筒香は岡本に「打てなくても、そのまま変えずにやればいい」と助言したという。話しかけられた岡本は面食らったというが、この翌日、33打席ぶりのヒットを放ち、スランプから抜け出した。筒香は「アドバイスってほどじゃないです」と謙遜するが、シーズン中にフォームやバットを替えないことで知られる打者だ。
多くの者は不振になると、コーチからフォームをイジられたり、気分転換に道具を替える。「変えるな」と進言した筒香も「昔はいろんな人の言うことを聞いて、うまくいったこともあるし、いかなかったこともある。今でもそれの繰り返しです」と、試行錯誤の毎日だ。
同じセ・リーグでシーズン中。
「かつては練習中や塁上で相手チームの選手と話すのはタブーとされ、敵に助言するなんぞ、もってのほかだった」