【観戦記】勝てた試合…慶応が高知商に大敗した3つの理由
慶応は6-12で高知商に打ち負けた。勝てる試合だっただけに残念な結果である。
勝負の分かれ道は3つあった。
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まずは慶応の「走塁」。1点を先制された直後の一回裏、死球を含む5連打で高知商・先発の北代を攻めたてた。しかし、慶応は二塁走者の大川、広瀬が相次いで本塁で憤死。高知商外野陣の返球が素晴らしかったとはいえ、2人とも「第2リード」が小さい。あと2、3歩リードが取れていれば完全にセーフ。いや、セーフにならないといけない当たりだ。1イニングで5連打しながら、結局2点止まり。高知商に流れを渡してしまった。
2つ目は「投手フィールディング」。1点リードの二回1死一、三塁から一塁寄り投ゴロを投手の生井が本塁へ悪送球、同点としてしまった場面だ。捕手・善波のミットが走者と交錯して弾き飛ばされた。左投手にとって、三塁側より一塁側の打球の方が本塁へ送球しやすい。言い訳のできない痛恨の失策である。