迷える松山に新たな壁…ウッズ完全復活で遠のくメジャーV

公開日: 更新日:

「ウッズはショットを曲げても難なくバーディーを取る。ロングパットを入れて、ショートパットは外さない。かつてのA・パーマーのような攻撃的なプレースタイルが観客を魅了してきた。パットに関してはまだ100%とは言えないが、いつメジャーに勝ってもおかしくない状態に戻ったと言えます」

 こう語るのは欧州シニアツアーに参戦経験のある並木俊明プロだ。

 B・ケプカ(28)の優勝で幕を閉じた全米プロゴルフ選手権。大会を盛り上げたのは、そのケプカではなく、過去2連覇2回で3年ぶりに出場したT・ウッズ(42)だ。

 首位と4打差、6位からスタートした最終日はティーショットを左右に曲げながら前半だけでスコアを3つ伸ばす。バックナインは14番で5メートルのパーパットを外すも、15、18番のバーディーで64のベストスコア(タイ)。メジャー15勝目は逃したものの、ケプカに2打差の単独2位にギャラリーは大満足だった。

 それにしても、今回の会場は異様な雰囲気だった。ギャラリーはほとんどが初日からウッズの応援団と化し、その一挙手一投足に大歓声を上げ、「復活優勝」に期待した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭