V争い無縁なら別人ブレー 松山の“爆発力”は次戦に繋がらず
【全米プロゴルフ選手権】
首位に12打差のイーブンパー63位からスタートの松山英樹(26)が、73をたたいた第3ラウンドとは別人のプレーを見せた。
圧巻は11番(パー4)のイーグルだ。ピンまで実質294ヤードをドライバーで右5.5メートルに1オン。このパットを決めて笑顔を見せた。その後は15番で1.8メートルのパーパットを外すも、17番、18番は連続バーディー。66で締めた松山(35位)は「(今日は)打ってもこれ以上順位は下がることはない。初日はいいプレーができても、途中で悪いゴルフになってしまう。状態が悪い中でもいいものは出始めている。トップ争いできるところまで戻りたい」と言った。
松山は優勝争いとは無縁の最終日によく「爆発」する。2015年のマスターズは首位のスピースに11打差の10位発進からベストスコアの66。5位まで順位を上げた。昨年のマスターズも首位に10打も離されて4日目は67を出した。
今年もマスターズは首位と14打差でスタートし69でラウンド。全米オープンは象徴的で、3日目に自身メジャーワーストの79をたたきこの時点で54位まで落ちたが、最終日は首位に11打差から発進して66をマーク。16位フィニッシュとなった。