貴乃花親方「緊急搬送」の真相…突然けいれんし意識を失う
体への負担もさることながら、今年2月には理事選で大敗。それでも内閣府に告発状を出すなど、協会にケンカを売り続けていたのだが、3月場所中に弟子が付け人を殴る事件を起こしたことが致命傷に。5月の年寄総会では親方衆につるし上げをくらい、あわやクビ寸前。何とか協会に残れたはいいものの、ヒラ年寄に降格となり、自ら話したように「一兵卒」からの出直しを余儀なくされた。
理事時代の年収約2000万円から、ヒラとなった現在は同約1200万円と大幅ダウン。さらに一門を離脱し、貴乃花一門そのものが消滅したことで助成金もゼロになってしまった。
協会トップの座を狙ってあれだけ大騒ぎしていた大横綱が、最近では目立つ言動は避け、黙々と仕事をこなしていたという。プライドはズタズタに傷つき、さらに収入が減ったことが心労となっていたのは想像に難くない。
貴乃花親方は入院し、当面、巡業を休場するとのことだ。